なぜ、京ポンはPPCの代わりにならないのか?
あくまでも個人的な見解ですが、先日のエントリに書いたとおり京ポンことAH-K3001VはWEBアクセスに於いてPPCやZaurusの替わりにはならないと思います。
僕自身は、やはり京ポンと平行してPPCを利用するつもりです。
理由は幾つかありますが、京ポンの名誉のためにこれだけは書いておきます。京ポンに採用されているOperaは単純なブラウジング、つまりhtml文章のレンダリングとそれを小さなスクリーンに見やすく表示することにかけては素晴らしい能力を持っています。
ここだけを見れば、間違いなくPPCのIEよりも優れています。特に日本語版のPPCでは、「画面に合わせる」設定にしても日本語文章の折り返しが上手くいかなかったりするので、その辺を上手く処理している京ポンのOperaは見事です。実は結構難しいんですよ、2バイト文字の折り返し処理って。
ではなぜPPCの替わりにならないのか?理由を以下に箇条書きします。
- 京ポン自体がシングルタスクである
- Operaがシングルウインドウである
- ページ中のテキストのコピーが出来ない
- 京ポンのクリップボード容量が小さくて、書き込みエリアなどへの文章の張り付けが事実上出来ない。
これらの点で、僕が今までPPCでやってきたようなWEBアクセスを代替することが出来ないんです。
1.はもう無い物ねだりのような気もしますが、ブラウジング中でもやっぱり他の機能にアクセスしたいんですよ。例えばメモ帳とかメーラーとか。でも、これは最悪目をつぶります。Palmユーザーなら気にならない点かも知れません。
で、2.と3.が実は大きいんです。ご承知のように、AirH"32kは遅いです。そこでの使い勝手を大きく改善するのがアンテナのような(動的)リンク集とタブブラウザです。一つのページを見ているときに興味のあるページへのリンクを見つけたら、取りあえずタブで開いておいて、読み込みが終わるまでは元のタブやらを読んでいる。こういったスタイルでWEBブラウズすることで、AirH"の遅さはかなりカバーすることが出来ます。それを更にやりやすくしてくれたのがはてなアンテナでした。
また、面白い記事があればそれをコピーしてローカルに保存したり、blogの自分のエントリに引用したいですよね。それがPDAでは自由に出来ますが、京ポンでは全く出来ません。URLだけなら出来ます。URLを利用したいページをブックマーク登録>入力中に「ブックマーク引用」でそのページのURLがペーストされます。あと、掲示板などを利用しているときでも、他の利用者の発言を引用して会話をしたいときがありますよね。それが全然出来ないんです。もちろん、全部覚えられる記憶力があれば別ですけどね(- -;
4.はまあ、blogやコメントなどの文章は出来ればローカルで保存できる所で書いてからペーストしたいじゃないですか。ページ上で書いてると、上手く行かなくってせっかく書いたテキストが飛んだりするし(^^;
Operaにはメモ帳引用という機能があって、比較的長文も入力できるメモ帳からブラウジング中の入力エリアにテキストを引っ張ってこれるんですけど、その時に仲介するクリップボードの容量がどうも半角128文字分しかないようで、前々役に立ちません。これは京セラ側の仕様的なミスだと思います。
まあ、主に以上のような理由でこれまで僕がPPCや以前ならモノクロのZaurusMI-P2Bで行っていたWEBアクセスを京ポンで再現することが出来ないんです。また、こういう不満な点があっても改善する手段がないという部分が、実はPDAとのもっとも大きな差かも知れません。
もちろん、別にこんなことしない、情報の閲覧だけ出来れば良いという人なら問題ないかも知れません。AirH"32kの遅さにだけ耐えられれば。でも、Operaのレンダリングが速いせいか、軽いページならあんまり気にならない気もしますけどね、その点は。
もちろん、3台目のマシンとして使うような場合は上に書いたようなことは全くなんの支障にもならないかも知れません。その辺は使い方というか割り切りというか。
AH-K3001VがOperaによって革新的なケータイたり得ていることは間違いありません。しかし、これが即PDAのネットアクセス機能のリプレイスになると言うわけではないですよ、と言うことを言いたかったんですね。
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