July 11, 2009

ライトな感覚

 昨日発売になったHT-03A。こんなCMが流れているみたいですね。
 このライトな感覚がAndroidなんでしょう。あるいはdocomoがAndroidに期待するものなんでしょうね。

 これまでのスマートフォンはやはり通常のケータイと比べると決意や覚悟が必要でした。WMなんかは従来のケータイの感覚ではまったく使えませんし、iPhoneですらPCのiTunesと繋いでクレジット決算を求められたり。それまでにWMなりiPodなどを経験している人には何でもないことですが、そうじゃない人にはそれなりのハードルがありました。
 しかしAndroidなら、購入してGoogleアカウントを設定すれば、すぐにほぼ全機能を使うことが出来ます。今のところややこしい勉強や特定の企業のサービスに縛られることもありません。Googleのサービスを利用しないことも可能です。

 PCで利用しているGoogleもそもそも無料でWebブラウザの中で利用しているだけですから、多くの人があまりビジネスのにおいを感じないはずです。噂のdocomo独自のアプリマーケットが開設されて有料アプリの代金回収代行が始まれば、多くの日本人が最も安心して利用できるアプリマーケットになるでしょう。
 実際僕もネットでのクレジット決済は利用はしますがあまり好きではありません。もしWMでもMarketPlaceでキャリアが回収代行をするならそっちを利用するような気がします。

 このフルインターネットをまるで従来のケータイと変わらない感覚でモバイル出来る。これがdocomoがAndroidで目指すところなのかもしれません。これはスマートフォンの普及がなかなか進まなかった日本で大きなステップになる可能性があります。
 結局ものが売れるかどうかって、ものの出来不出来以上に販売戦略によるところが大きいですからね。最近のdocomoの各種Android絡みの講演で聞ける「次の10年を見据えたビジネス」っていうのはある意味本気なのかもしれません。Androidビジネスはうまく従来のスマートフォンと国内携帯ビジネスのキャズムを埋めてくれる可能性があります。

 そう言う意味ではあのHT-03Aのカジュアルなボディデザインは、国内Android初号機としては最適だったのかもしれません。あれが変にメカメカしかったり、尖がったおしゃれデザインではどうしてもアピールが偏ってしまいますから。プレーンでカジュアルでライトな感覚、それが良いのかもしれません。
 購入したブロガーさんたちのエントリを見ると、結構現場はHT-03Aが売れていた模様。まあそうは言ってもスマートフォンなので、ものすごいスタートダッシュってわけにはいかなさそうですけれど、着実に売れてほしいですね。でも冒頭のCMを見ることができるモバイルが多分WMだけって言うのはちょっと皮肉な気もしますけれどね…

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July 10, 2009

本気なのか?Google

 今日は国内初のAndroid端末HT-03Aの発売日です。僕もそれなりに注目しています。
 で、ちょっと驚いたのがGoogleのトップページにHT-03Aの解説ページへのリンクが張られていること。これまでトップページはシンプルであることを旨としてきたGoogleにしては珍しいことです。こんなの始めてみました。

 えぇ、ユーザーさんたちによるレビューはこれからでしょうね。楽しみにしています。一応ゴニョってゴニョゴニョは成功しているみたいですけど、どうなるかな?

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July 09, 2009

この破壊力

 伊藤さんが、地下鉄に張られたHT-03Aのポスターを激写されています。この破壊力はかなりのものだと思います。
 何を破壊するのかと言えば、今までスマートフォンの前に立ちはだかっていた壁です。国内のほとんどの携帯電話ユーザーにはこの壁によってスマートフォンの存在は認知されていませんでした。WillcomやSBM、それこそ細々とdocomoからもリリースされていてもほとんどメージャーな媒体や目につく広告での宣伝はなかった。iPhone騒動も発売当初は多くのメディアで取り上げられましたが、その後の中心はあくまでネットのIT系メディアやマニアさんたちのBlogなどで、せいぜいデジ物雑誌程度。

 しかし、docomoのロゴ入りの大判ポスターで「ケータイするGoogle」とやれば話は違ってきます。広告として、リーチする人数が桁違いに多くなるはずです。もっとも、リーチしたからと言って確実に購買行動につながるかと言えばそうとも限りませんが、認知のあるなしは全然異なってきます。
 ここで「ケータイ」という言葉を使ってるのがうまいですよね。決して「携帯」や「スマートフォン」ではありません。これは結構大事。あくまで「docomoのProシリーズのケータイ」であることがビジネス上は大事です。スマートフォンやらAndroid端末であることが大事なのではないのです。

 E71への期待を書いたときもそうでしたが、やっぱり普及期には広告の力やブランドの力ってのはすごく大きいものです。Appleが好きな人にはAppleはものすごく大きなブランドでしょうけれど、多くの日本人にはAppleよりもdocomoじゃないでしょうか。本質的にどっちがどうと言う話ではなく、今国内でマスマーケッティングで効果を発揮するのはどっち?と言う話です。
 やはり日本の最大手キャリアからコンスタントにスマートフォンがリリースされ、それなりのパブリシティを伴って販売されることに大きな意味があります。TVでもProシリーズとしてCMを打っているし、街頭ポスターや雑誌広告もそれなりのボリュームで展開されています。その広告内容がまた「PCみたいな…」的なもので若干危険かもしれませんが、だれも知らないよりは良いでしょう。

 HT-03A、いよいよ明日発売です。売れると良いですね。

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July 06, 2009

まさか、売れるの?

 個人的には今一番注目しているスマートフォンHT-03A。でも基本的にはヒット商品になるとは思っていなかったりします。やっぱり国産端末と比べると特殊すぎるし、i-mode関連サービスも利用できないなど、国内携帯ビジネス的にはマイナス要素も少なくないですから。
 でもこちらの記事によれば、量販大手ですでに多数の問い合わせが来ているなどヒットの兆しがあるということです。まあ、太鼓餅が大得意なところの記事なので、実際のところは良く分からない面もありますけど。

 ただ、考えてみれば可能性はあるのかなと思います。と言うのも、昨年の一般メディアを巻き込んでのiPhoneフィーバーでスマートフォンの認知度は一気に上がったと思います。一般誌などでもスマートフォンの開設記事や紹介記事をチラほら見かけたりしました。ただ、iPhoneは1年間で100万台程度と言うことで、1機種としてみれば間違いなくヒット商品でしょうけれど、1機種1プラットフォームと言う性質上、スマートフォンのプラットフォームとして大ブレイクしたかと聞かれれば微妙な状況です。
 でHT-03Aですが、おそらくiPhoneほどのフィーバーはしないでしょう。ただキャリアがdocomoですから、食指を動かす人の割合が同じや半分でもパイが違います。iPhoneは確かにMNPや2台持ちと言う需要も生みましたが、docomoユーザーなら普通に機種変で導入できます。問題はi-modeですが、i-mode契約さえ維持しておけば、メールアドレスの維持やSIMを差し替えて旧機種との併用も可能なようです。ハードルは意外と低いんでしょうか?

 たとえば、SBMは2,000万ユーザーでiPhoneが100万台売れました。docomoは5,000万人ですから、同じ比率で250万台、半分でも125万台となります。比率的にiPhoneの半分ぐらいの興味は引けそうな気がするんですよね。iPhoneに興味はあったけどdocomoから移る気はなかったって言う人も、アピール次第ではHT-03Aに興味を持つ可能性はあります。
 まあ、iPhoneはとにかく宣伝が巧みでしたから、そこまでの話題性はHT-03Aにはないと思います。俗に言う信者さんたちもAndroidにもhtcにもいないでしょうし。ただ、心待ちにしてきた人は少なからずいると思うんですけどね、なんと言っても国内初のAndroid端末ですから。

 売れる売れないにそこまで興味があるわけじゃないんですけど、Androidビジネスが国内で継続される程度には売れてもらわないと困ります。ちょっと頑張ってほしいですね>HT-03A。

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July 05, 2009

こりゃ速いな

 こちらの記事でdocomoのT-01AとHT-03Aのブラウザ速度を比較しています。YoutubeのトップページをT-01AのIEMobileとNetFront、HT-03Aの標準ブラウザで表示させる時間を測定。

 最新のIEMobileはなかなかすごいですね。表示にかかる時間はNetFrontの2/3程度。HT-03Aと比較すれば1/3程度です。さらに気をつけるべきはIEMobileだけがYoutubeの動画を再生しており、他2種のブラウザよりもより多くの情報を読み込んでいるはずだということです。
 今僕のHT-01AでOperaやIrisBrowserを使うときに、プラグインであるFlashLiteをオンの状態とオフの状態ではブラウザ全体の動作速度はまったく違います。Youtubeのトップページもプラグインがオンだと、体感上かなり時間がかかります。この不利な条件で他ブラウザよりぶっちぎりで速いIEMobile。iPhone登場をきっかけにあっちこっちの比較でケチョンケチョンにされて、さすがにMSが本気出したんでしょうか?だとしたら、もっと早く出せよと言いたいw

 IEMobileの最新版をダウンロード配布してくれないですかねぇ。ネットに流出しているものをインストールした人によれば、既存の端末でも驚くほどレンダリング速度が改善されるみたいです。せっかくWindowsUpdateがあるわけですから、使いましょうよ。
 僕もレンダリングの癖みたいなものは実はIEMobileが一番しっくり来ます。PCでもほとんどIEのエンジンを使ったタブブラウザを使ってきたからだと思いますけど。ぜひ、ダウンロード配布をお願いします。いろんな評判をひっくり返す大きなチャンスだと思うんですけど、どうでしょう?>MSの中の人。

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July 03, 2009

意外に欲しいかも

 えぇ、10日発売がアナウンスされ、一部では俄然盛り上がりつつある日本初のAndroid端末あるいはGoogle携帯ことHT-03A。実はほとんど興味なかったんですけど、Youtubeに上がってくる動画を眺めていたら、意外と欲しくなってきました。

 ポイントは二つ。僕AndroidってGoogleアカウントがないと使えないと思っていたんですけど、そうでもないみたい。と言うのも、初期設定でGoogleアカウント登録の画面に、「後で設定する」というボタンがありました。もちろん、Androidを利用しつくすにはGoogleアカウントが必要なのかもしれませんが、なきゃないで使えるよと言う態度が好ましい。
 それから、ホーム画面も僕の想像以上に良く出来て良そう。ショートカットアイコンはアプリケーションだけではなく連絡先の個人やブックマークも置けるようですし、ウィジェットで予定や天気を表示するのも柔軟に対応しているよう。しかもその設定の仕方はなかなかスマートです。

 この辺はなんか、僕がi何とかに興味がない理由の裏返しのようでもありますね(^^; しかし、こう言うユーザー目線と言うかユーザー動線に端末をすりあわせていくカスタマイズこそがスマートフォンのスマートフォンたる理由だと思うんですよね。それぞれ個別の機能を持ついろんなアプリがインストールできるだけでスマートフォンかと言えば、やっぱりそんな簡単ではないはずです。
 最も、実際に使っているわけじゃないので使ってみればあれ?ってなるかもしれません。でも少なくとも使ってみたいなとは思わせてくれました。

 もっとも、僕は最近2年契約のデータ割に購入サポートをつけてHT-01Aを契約しているので、簡単には入手はできないんですけど。でも、後々のことを考えて情報収集はしておこう。そんな気にはさせられました。早くどこかでホットモックでも実機でも触ってみたいですね。

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July 01, 2009

ココログのXML-RPCエンドポイントが変わりました

 昨日の障害とメンテナンス後、MackyBlogPocketでココログにログインできなくなっていました。少し仕事の空き時間が出来たのでちょっと調べてみたら、XML-RPCエンドポイントが変わっていました。
 こちらの通り、旧来使えていたものが使えなくなっています。MBPの設定を新しいXML-RPCエンドポイントに直せば、問題なくログインできます。IDも旧来のココログIDは使えなくなっていて、@NiftyIDとなっていますので要注意。

 で、MBPはアカウント情報の書き換えはできないみたいですね。ブログの設定は「○○.blogsetting」という名前のXMLファイルで保存されています。いったんMBPを閉じて、jotなどのエディタで該当個所を修正してもう一度MBPを立ち上げればOK。
 別に難しい作業ではありませんが、これだけで理解できない人はやめておきましょう。リンク先を見て新規アカウントをつくった方が安全です。

 これでまたMBPから快適ココログ生活が送れます。こういう設定変更がユーザーがわで簡単に出来るWMはやっぱり便利ですね。
 ごく普通にパーソナルコンピューターだと思います。

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T-01A触りました

 昨日少しdocomoショップに寄れたので、T-01Aを探してみたらホットモックがありました。って言うか、単に実機ですね。
 評判通り動作が早くて、なかなかよさそう。いろいろと地雷はあるみたいですが素性の良さは感じられました。日本語入力でテンキーに一工夫しているSIPも使い勝手がよさそう。ただ、やっぱり大きすぎて、片手では全然使えませんね。これはもうスマートフォンと言うよりはやっぱりMID。

 ところでプログラム画面を呼び出して気がついたんですが、「ビデオエディタ」というプログラムがあって撮影したビデオを簡易編集してYoutubeなどにアップロードできるようになっていました。最近のスマートフォンで話題の機能ですね。これは簡単にYoutubeにビデオを投稿できそうです。
 ところでこれって、最新のスマートフォンの標準機能的に搭載されていますけど、どのプラットホームでも搭載されているってことはYoutube側に公開されたAPIがあるってことですよね。既存のWM向けにもGoogleのほうでYoutubeアプリをアップデートしてくれないですかね。期待しています。

 それから、HT-03Aもモックだけ置いてありました。筐体は以外にコンパクトで持ちやすく、H/Wキーボードにこだわらない人にはシンプルで強力なスマートフォンとしてなかなか良いのかもしれません。
 ただモックだからか、筐体はものすごくプラスチッキーで安っぽい感じでした。ボタンとかももうおもちゃのような安っぽさ(^^; まあ、その辺は良いのかな。デザインレスなボディと良い安っぽいつくりと言い。その辺を気にする人向けじゃないのかもしれません。

 でも、天下のdocomoショップでごく普通にスマートフォンが売られているこの状況、数年前では考えられなかったことです。この状況が変わらないように頑張りましょう?

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June 28, 2009

なかなか面白い座談会

だと思います。

 こちらの座談会、なかなか興味深いです。
 iPhoneがスマートフォンとして革新的だとするなら、その革新性はやっぱりファイルを徹底的に排除したことだと僕も思っています。それまでのスマートフォンがどうしてもPCのサブセットや代替品的な性格を持たざるを得なかった関係上、ファイルを扱うという発想から離れられなかった。しかしiPhoneはもともとファイルと言う概念の薄いiTunesのクライアントと位置づけることで、ファイル操作から解放されています。

 しかし、それによる弊害も少なくない。メールの添付ファイルやブラウザによるファイルのアップダウンロードが制限さられてしまうことや、圧縮ファイルなどを扱うことが標準ではできないことなどです。そして、サードパーティーのアプリケーションには、それこそそれを補うようにファイルを扱うものがたくさんあります。
 Appleがコンピューターからファイルと言う概念を排除して、ユーザーには扱うコンテンツそのもの“写真”とか“音楽”、“ムービー”と言うふうに認識させたいのは理解できます。でもそれは難しいんじゃないですかね。それはファイルは現実の世界のファイルや入れ物、メディアのメタファーだからです。人間の思考には常に抽象化がつきまといますから、Appleがいくら各種コンテンツファイルを具象に落としこもうと頑張っても、人はまたそれを抽象化して同じ種類のファイルと認識してしまいます。こればっかりはしょうがないんじゃないかな?

 たびたび書いていますけど、個人的にはスマートフォンと言うか、肌身離さず持ち歩くデジタルデバイスのUIは「なんのアプリケーションやファイルを使うか」ではなくて、「何をするのか」という視点で構築されるべきだと思っています。ユーザーが何かをしたいという発想で操作出来て、それにまつわるアプリケーションやファイルはスマートフォンの側が用意する。そんなUIが良いんじゃないでしょうか?
 だから、iPhoneのアプリケーションアイコンが並ぶUIは僕はまったく評価しません。唯一、おなじやり方でブックマークを並べられるのはすばらしいと思います。「safariを使う」ではなく「○○というサイトを見たい」という動線で操作出来るからです。逆言うと、このまったく異なる思想の操作体系が同じところにあるところに疑問を感じます。僕がWMのTodayを評価するのはそう言う理由です。今日の予定を確認したい、週刊天気を確認したい、Wi-FiをOn/Offしたい、RSSを流し読みしたい。そういうユーザーごとに千差万別なスマートフォンユーゼージの「動線」に柔軟に対応できます。

 WMもPPC時代は、そもそもToday画面下の左ソフトキーは「新規」というPPC内の様々なアプリケーションで新規作成をするというボタンでした。これはなかなか良いUIだと思うんですけど、いつの間にかアプリケーション志向の波に飲み込まれてしまいました。まだ、裏に残ってるみたいですけどね、これ。
 そのUIを再現するNew Menu for WM5というアプリもありますね。これもすばらしいアプリです。ハードキーなりソフトキーなりに割り当てることで、トータルで2~3タッチで誰かへの電話やSMS、メモ作成など「したいこと」を実行できます。良く電話をかける相手に電話する。そんなことでさえメニュー画面から電話アプリケーションを呼び出して、お気に入りから発話ボタン。そんな操作を無理強いしているのはちっともスマートじゃありません。

 とにかくスマートフォンのUIはアプリケーションを立ち上げると言う呪縛から解放されるべきじゃないんですかね。メモを書く、ネットを見る。メールを書く、予定を確認する。そういう「何をするか」をダイレクトに実現してくれるUI。WMではカスタマイズでそれなりに実現していますが、やはり標準で、だれにでも使えるような形で実装してほしいと思います。

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June 27, 2009

ポケットに入る重さってせいぜい200g

 こんな記事がありました。

1人1人が自分専用のPCを使うようになれば、何かしらのパラダイムシフトが起こるだろう。それは、家の電話が、個人持ちの私の携帯電話になったときに起こったことと同じだ。
 いつもPCのある地平を見つめている山田さんらしい記事です。
 結構好きなんですよ、この連載。PC好きの熱い思いがほとばしってて、楽しく読める。もちろん、共感することばかりではありませんが。

 で、今回は共感しなかったわけです。と言うのもタイトルに書いた通りいくらなんでもPCは重すぎるんです。もちろん、この場合のPCと言うのが今のWindowsPCやMacを指しているという前提ですけど。まあ、でも内容的にはそうですよね。
 でも実際のところ、先のコラムで触れられていたような内容はすでにスマートフォンですることもさほど無理ではなくなってきています。現状のスマートフォンは処理能力すでに数年前のPCは追い抜き、ストレージ容量も数十ギガを実現しています。今年半ば以降はまた新しいモバイル向けMPUが市場に投入され、その処理能力を飛躍的に高める状況です。今PCに感じている頼もしさも、ほんの2~3年でスマートフォンのものになります。

 で、やっぱり1kgはいくらなんでも重いんですよ。1kgのPCを常時携帯するってのは本当に一部の物好きです。昔のPDAの300gでも怪しいところがあります。なぜならポケットに入らない。やっぱり常時身につけるものはせいぜい200gですよ。出来れば150gいか。この辺になると、多分5年経ってもIAデバイスでは無理でしょう。
 こう言ったサイズと重量のデバイスに、いかに人間が情報を扱うインターフェースを実装していくか。それを問題にすべきであって、今あるPCをみなが持てば世界が変わるというのはちょっと安直な気がします。だって、持ちませんから。みんな頑張っていますよ、AppleもMSもGoogleも。小さな窓をいかに大きく使わせるか、それが今後10年の勝負どころじゃないかな。

 ちなみに携帯が起こしたパラダイムシフトの根源は「固定電話を持ち出した」ことにあるのではないと思っています。「ネットワークインフラを持ち出した」ことにあるんです。各自が直接世界とつながった。そこに意味があったわけです。
 一度快適なインフラになれてしまった人間の多くは、自らその危機管理としてローカルを充実させるようなことはしません。インフラのサービサーに払っているコストに見合う、あるいはそれ以上の安定したインフラの供給を求めます。それ自体は、なんら間違ったことではないと思います。

 ちょっと話はそれますが、そう言えば僕いまでもHT-01Aでpdic-ceという昔から有名な辞書アプリを使っています。pdic-ceにはpop up viewというモードがあって、エディタのような画面に英文を張り付けるとタッチやクリックで選択した単語の意味をポップアップしてくれます。これが、Webなどの英語のページをざっと読むときに凄く便利なんですよ。
 でも、本当にこれが使えるツールになったのはX01HT以降なんです。以前PPC2002ぐらいまでの世代のPocketPCではポップアップに少しラグがあったり、メモリが圧迫されるのか長文すぎるとうまく動かなかったりしました。しかしX01HT導入後はそういったこともなく、非常にスムースに分からない単語の意味をポップアップさせながら読み進めることができます。HT-01Aではさらに快適です。これも6~7年前ならPCでないと快適にできない作業でしたから、スマートフォンの進化の早さを感じることができます。

 個人的にはスマートフォン、あるいはスマートフォン的なものを一人1台持つようになっても、世界は変わらないと思います(^^; でもいろいろ便利になるとは思うんですよね。世界のスマートフォンも日本の携帯電話も、そこに向かって頑張ってください。

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